現役公認会計士・税理士chibochiboの徒然日記

日々の想いつれづれを書き綴っていきます!

なぜ大学生は銀行を必ず受けるのか疑問です

こんにちは、ちぼちぼです。

私の雇っている大学生のアルバイトの彼が就職活動のために1月いっぱいでお休みに入ります。彼にどこを受けるのかと聞いたところヘルスケア系の企業製薬会社や医療機器メーカーなどを受けるという話をしていました。

大学も有名な国立大学ですので全く心配などしませんでした。

そんな彼から質問をされました。

「ちぼちぼさん銀行も受けた方がいいですかね?」

逆に銀行に興味があるのかを聞き返しましたが、彼自身はそれほど興味がなさそうでした。

ではなぜそんなことを聞くのかと聞いてみると「だって周りが銀行を必ず受けるから」という理由でした。

新聞でもやっていますが銀行が大量に人をとるというのは基本的に今後はなくなっていくでしょう。 AI やIT の発達により、人の手を介さない金融取引が今後増えていくでしょう。実際に銀行はローンの分野から撤退している会社もあります。また営業所もどんどん閉鎖しています。基本的に売上を上げるという方向から費用を削減するという方向にシフトしています。

競争も激しくなっており、イオンや SONY 楽天など金融と関係のない会社がどんどん銀行に参入したからです。

先日みずほフィナンシャルグループの社長にみずほ証券の社長が抜擢されました。

みずほ証券といえば最近は IPO で引受件数について野村證券と1位2位を争うとても勢いのある証券会社です。信託銀行証券と言うグループ全体で稼いで行こうと言うみずほの戦略は今後まさに銀行ではなく証券が引き受けていくのでしょう。

それでもなぜ学生は銀行を受けるのでしょうか。

一つは大学の先輩後輩の関係 というのがあるでしょう。単に仲のいい先輩がいたからそこへ就職する、それだけのことです。別にそれが悪いことではないと思います。ただ仲の良い先輩がいないのにわざわざ銀行受ける必要はないでしょう。

人間は人によって事情が全然違います。単に他人のコピーをするだけでは境遇も全然違うのでそれが最善の選択とは言えないと思います。