現役公認会計士・税理士chibochiboの徒然日記

日々の想いつれづれを書き綴っていきます!

日大理事長のガバナンス意識の無さときたら

いまどきこんな人いるんですね。

日大の第三者委員会の報告書からもこの理事長の対応がひどすぎるという件が出ていますね。

会社でいえば完全に社長が出てきて会見をするはずの話であり、そんなことはいまどき小学生でも知っている話。

こういう組織は完全に属人的な経営になっています。つまり何かを判断するのにも「あの人がOKなら」とか「あの人が許さらないからだめ」など完全に人による判断基準で動いているのです。

だから、会見を会長が開かないのも「やりたくないから」とか「笑いものにされるから」という理由がまかり通ってしまう。

でもそれが社会のルールで組織として動く以上、個人としてではなく組織として判断しなければならない。

東京医大でも入試の裏口入学がありましたが、根本的には同じ話です。

あれも理事長が入試に合格させろというから合格、なんていう完全に組織ではなく、個人の判断で合否が決まってしまっているのですから根本的な問題は同じなんです。

 

でもあくまでも私立大学は営利での個人営業ですので、ガバナンスをどこまで利かせないといけないか、というのは難しい話です。

ですが、少なくても国からの補助金助成金の類はガバナンスの改善がなされるまでは禁止されるべきでしょう。

 

そもそも理事長という役職を亡くすのはどうですかね。

こういう組織というのは根本的に組織形態を見直す必要があります。

所有と経営を分離するのは株式会社では当たり前の話なので、大学経営と大学の所有者は完全に分離することが重要に思います。